Ippin家具工房について
重厚感ある佇まいの逸品家具がそろうアウトレット家具専門店『Ippin家具工房』です。
かつてメーカー様のご依頼で弊社で制作した試作品や今となっては廃番となってしまった商品など、さまざまな事情により日の目を見ることができなかった家具たちを、必要としている人の元へ届けたい、そんな想いからこのお店をはじめました。
家具の産地・広島県府中市の工場で、銘木を使い、職人が一つ一つ研磨して美しく仕上げた高級家具をお求めやすい価格でご提供します。
ここにある商品のほとんどが一点モノ。一期一会の家具えらびをどうぞお楽しみください。
こだわりの家具づくり
希少な銘木を贅沢に使用
使用する木材は、特に現代では希少な銘木を中心に、より上質な天然木を厳選しています。その中でも木目の美しさなどを吟味しながら、良質な部分のみをピックアップし、反りや割れ防止のために乾燥を繰り返して、日本の気候や生活様式に適した状態に調整します。家具は、まさに素材が命です。
マホガニー(玉杢)
世界的に高く評価されている銘木の一つで希少な材。巻毛状の毛玉を持つ生地を表す〝アストラカン〟に似た模様を持ち、辺材は黄色っぽく、心材は淡紅褐色から淡橙褐色を呈し、金色の光沢が高級感を漂わせている。
黒檀(コクタン)
心材は黒色と淡赤色の帯びが交互に配列し、シマシマ模様の見た目が特徴。木材の中では最高級と言われ、今では入手できないほど希少な材。
花梨(カリン)
木肌の美しい表面を持ち、磨くと綺麗な光沢が出ます。家具、器具、楽器など装飾的な目的で用いられることが多い。
バーズアイメープル
〝木の大理石〟と呼ばれる希少性の高い材。光沢のある美しい鳥の目のような模様(鳥眼杢ちょうがんもく)が魅力。
真樺
緻密な木肌で、薄ピンク色を呈した上品な材。優しい見た目とは裏腹に硬くて丈夫。家具に使用されることは多いが、今ではなかなか入手できない希少材。
チーク
世界の三大銘木のひとつで、経年変化により光沢が増すと、ぬくもりと豪華さを兼ね備えた気品ある表情を持つ。腐食しない性質を持つため、水回りのフローリング材としても重宝されている。
バスウッド
真っ直ぐな木目が美しく、表面の光沢により見る角度によって表情が変わるのも魅力。白みの強いシンプルな色合いで、家具のほか、楽器材などに多く使用される。
桐(きり)
桐には、パウロニン、セサミンという成分が含まれており、ノミ・ダニなどの虫がつきにくく抗菌性に優れ、腐りにくく、耐久性もあります。湿気を吸収する性質も持つ。
塗装・研磨の確かな技術
家具づくりの真髄とも言える、仕上げの塗装と研磨。熟練の職人のみぞ知る加減で、塗装と研磨を繰り返すことで、木地の美しさを綺麗に浮かび上がらせます。この仕上げの質こそ、わたしたちの自慢です。
数々の工程を経て生まれる製品
府中家具の中でも最高峰の製品は、製造工程が多いのも特徴です。府中家具ならではの技術を用いながら、わたしたちも、見た目の美しさや耐久性、使い勝手などにとことんこだわり、手間を惜しまず作っていきます。
工程紹介
①図面作成
デザイナーとの打ち合わせをもとに、CADを使い細かい寸法などと合わせて図面を作成します。
②木材選び
室内外にて保存されている木材の中から、コンセプトに適した材を選んでいきます。
③木取り
木材用の刃物を使い、家具のパーツをカットしていきます。
④NCなどの機械加工
機械に数値を入力し、複雑なパーツの型取りやカットを正確に行っていきます。
⑤塗装・研磨
パーツごとに塗料を吹きかけ、乾いたら、塗膜をなめらかにするため研磨を行います。塗装と研磨は7〜10回繰り返し、塗装の層を重ねることで着色や保護を行います。
⑥磨き
「コンパウンド」という研磨粉を使い、塗膜についた小さな粒をなくしたり、さらに艶を出したりしていきます。
⑦組立
塗装と研磨を終えたパーツを組み立てていきます。特殊な木工用ゴム製ハンマーを使いスピーディーに組み立てます。
⑧部品組立
引出しなどの内部のパーツを、木釘や蟻組の技術などを使って組み立てて、家具に収納していきます。引き出しは入れたり出したりを繰り返しながら、桐箱をカンナで削りながら、おさまりよく仕上げていきます。
⑨仕上げ
組立後、家具の表面に最後の塗装剤を吹きかけて仕上げていきます。
⑩検品梱包
最後に、使用感を確認しながら、傷や塗り残しがないように家具の隅々まで検品します。